まさに最先端の照明テクノロジーとは
プラグイン:屋内・屋外照明ソリューションの最新テクノロジートレンド

(出典:Amphenol Communications Solutions)
照明は小さなろうそくの明かりから始まり、今日まで長い進化を経てきました。歴史を振り返ってみると、18世紀、イタリアの物理学者アレッサンドロ・ボルタ(1745-1827)は、電気と電力の発明に貢献し、「化学照明」の時代から「電気照明」の時代へと転換をもたらしました。イギリスの化学者ハンフリー・デイヴィ(1778-1829)は、金網のついた灯芯ランプを発明し、炭鉱の坑夫たちのために安全なランプを開発しました(1815年)。アメリカの発明家トーマス・エジソン(1847-1931)は、初期の電球を発明し、ジョセフ・スワン(1828-1914)は、白熱電球の発明に成功しました。そして今、発光ダイオード(LED)が、これまでの照明の歴史を大きく塗り替え、新たな展開をもたらし、新しい時代を切り拓こうとしています(図1)。

図1:LED電球 (出典: magneticmcc - stock.adobe.com)
Amphenol照明ソリューション
このようなそうそうたる天才たちの名前を挙げた後で、いささか気後れがするのですが、実は私もLED照明を専門分野としています。最近、私の友人であり、Amphenol社でゼネラルマネージャーを務めるスコット・クレインル氏を迎えて、 屋内・屋外向け照明ソリューションの最新の技術動向について話を伺う機会がありました。今回のブログ記事では、その時に話題に上った照明ソリューションの動向についていくつかご紹介したいと思います。
Amphenol Communications Solutionsは、Amphenolの一部門であり、サーバー、ストレージ、データセンター、ネットワーク、産業、照明、医療、ビジネス機器、自動車などの多様な用途に向けて相互接続ソリューションを提供する世界的リーダーです。
トレンドを基に開発
Amphenol Communications Solutionsは、相互接続ソリューションのリーディングメーカーとして、以下のような市場の動向に対応した照明ソリューションに力を入れています。
- 照明ソリューションの幅広いラインアップを提供
- 屋内照明
- 屋外照明
- 街路・道路照明
- 供給の継続性に向け標準規格に準拠した設計
- IP66 米国電機工業会(NEMA)/米国国家規格協会(ANSI)C136.41-2013(道路照明システム用調光レセプタクル規格)に準拠したソリューション
- IP66 Zhaga Book 18 国際規格DALI(Digital Addressable Lighting Interface)に準拠した、センサ/通信モジュールとのインターフェイス
- 調光・センサ機能 – スマートシティ向けLED道路照明
- スマートシティ向けアプリケーションやLED道路照明に調光・センサ機能を搭載
- EU Directive 2011/65/EUと改訂に準じたRoHS準拠
- コネクタに調光を制御する「スマート」機能を搭載
- 安全性とエネルギー制御に向け交通量と歩行者の検出センサ
- 屋内用規格に準拠した設計
- Amphenol FLMシリーズZhaga Book 20 Dali インターフェイスコネクタは、屋内照明器具用の DALIインターフェイスコネクタです。FLMシリーズは、DALI-2対応アプリケーションで使用される、LEX-MR(照明器具拡張モジュールレセプタクル)とLEX-LP(照明器具プラグ)の2極コネクタを規定したZhaga Book 20に適合しています。DALI-2は、屋内照明器具とセンサ/通信モジュール間のスマート・インターフェイス・プロトコルです。AmphenolのZhaga Book 20準拠FLMシリーズ・コネクタにより、モジュールをLEDドライバや制御システムに接続できます。モジュールは、必要に応じて現場で簡単に保守や交換を行うことができます。
- 屋内用規格に準拠した設計
- Amphenol FLHシリーズMiniシールド2.5mmピッチコネクタは、コンパクトな設計と簡単な取り付けが特徴です。このコネクタは、嵌合状態で電線対電線のIP67等級防水と、18AWGワイヤゲージで最大8Aまでの高電流設計オプションを提供します。FLHシリーズには、ヘッダとリセプタクルを備えたコネクタシステムがあり、さまざまな電力に対応しながら、柔軟な設計を可能にします。FLHシリーズMiniシールド2.5mmピッチコネクタは、過酷な環境に対応する防水性を備えています。代表的なアプリケーションには、産業機器、照明、HVAC、スマートホームなどがあります。
- Amphenol MRDシリーズ堅牢丸型ロッキングコネクタは、過酷な産業用途向けに設計された2極、3極、4極のIP67コネクタです。耐久性に優れたオールプラスチック構造や金属ロックボディなどのハウジングオプションがあります。ロックオプションには、1/3回転バヨネットやクイックリリース金属ラッチなどがあります。パネル取付とケーブル終端オプションは、フィンガー・プルーフ保護付きとなしでご用意があります。MRDシリーズは、最大10Aの定格電流に対応し、-55℃〜+105℃の温度範囲で動作します。
まとめ
ここまでお読みいただいてお分かりの通り、LED 照明の設計に疲弊する必要はなくなりました。Amphenol Lighting Solutionsのソリューションを採用することで、屋内、屋外、街路、道路などの照明設計を大幅に簡素化することが可能になります。設計者にとっても、未来はますます明るいものになるでしょう。このトピックに関するスコット・クレインル氏と私の対談の内容は、マウザーとAmphenol社との共同制作ビデオシリーズ「プラグイン:照明ソリューション」で配信中です。ビデオをご覧になるには、こちらをクリックしてください。
執筆者

ポール・ゴラータ:2011年マウザー・エレクトロニクスに入社。シニアテクノロジースペシャリストとして、戦略的リーダーシップ、計画の実行、全体的な製品ライン、高度技術製品に関するマーケティング指導などを通じてマウザーの実績に貢献している。また設計技師に電気工学の最新情報やトレンドを伝えるため、ユニークかつ貴重な技術コンテンツを配信し、マウザー・エレクトロニクスの理想的な企業としての地位強化にも貢献している。
マウザー・エレクトロニクス以前は、Hughes Aircraft Company、Melles Griot、Piper Jaffray、Balzers Optics、JDSU、及びArrow Electronicsに勤務。製造、マーケティング、及び営業関連に従事した。DeVry Institute of Technology(イリノイ州シカゴ)にてBSEET(電気工学技術の理学士号)、Pepperdine University(カリフォルニア州マリブ)にてMBA(経営学修士号)、Southwestern Baptist Theological Seminary(テキサス州フォートワース)にてMDiv w/BL(神学及び聖書文学修士号)及びPhD(博士号)を取得。